「フェロクリート」は、1845年にフランス人が手漕ぎボート製作時に金網とモルタルを利用した工法が、フェロセメントと名付けられたことを源流としています。
日本に導入されたのは1973年で、イギリスのシークリート社が持っていたモルタルと金網による造船技術を、日本セメント社(現太平洋セメント社)が技術導入し「フェロクリート」の名称として建材に応用したのが始まりとなっています。
「フェロクリート」は、1845年にフランス人が手漕ぎボート製作時に金網とモルタルを利用した工法が、フェロセメントと名付けられたことを源流としています。
日本に導入されたのは1973年で、イギリスのシークリート社が持っていたモルタルと金網による造船技術を、日本セメント社(現太平洋セメント社)が技術導入し「フェロクリート」の名称として建材に応用したのが始まりとなっています。
フェロクリートは、表層に埋め込まれたステンレス金網がコンクリート表面に生じた引っ張り応力を分散し、ひび割れの生じ難い靭性の高い部材を構成するところに特徴があります。そのため、鉄筋コンクリート部材では得られなかったシャープなデザインが可能です。
ホワイトセメントをベースに、顔料を使用して着色することができます。この場合には、アーキテクチュラルコンクリートの技術を応用して、サンドブラスト仕上げを施し、自然石風の質感で仕上げることができます。
自然石風の他に、打ち放しコンクリートの質感で仕上げたり、塗装下地としてソリッドな外観に仕上げるなどが可能です。
素材は、低水セメント比で高強度のモルタルです。乾燥収縮率の小さい耐久性に富む調合となっています。
ステンレス金網
スラブ間タイプ