閑静な住宅地に立地することから、高い遮音性を確保しつつ社会へ開かれた建築とすることが設計の課題となりました。そのため学生や教職員が活動する広場的要素を持ちながら、音響的には閉じられたキャンパスにトップライトから自然光を導入し、3層に重なる数多くの教室や講堂を上下に旋回しながら移動できる場が創出されました。
そういった場の内外の仕切りとして、短冊状のPC版とスリット開口が開放感を伴いながらダイナミックに空間を構成しています。PC版はホワイトセメントに白色系骨材で調合されたコンクリートに、サンドブラスト処理で仕上げられました。
PROJECTNo.2653
東京音楽大学100周年記念本館(池袋キャンパス)
- 2007
- 東京都
- 柱通し形式
- アーキテクチュラルコンクリート + ブラスト
OVERVIEW
- 当社施工年
- 2007
- 所在地
- 東京都豊島区
- PCパネルの構成
- 柱通し形式
- テクスチャ
- アーキテクチュラルコンクリート + ブラスト
- 工事名称
- (仮称)東京音楽大学100周年記念本館建設工事
- 用途
- 教育施設
- 設計事務所
- 株式会社久米設計
- 施工会社
- 戸田建設株式会社